6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

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 9年生では、卒業制作の一つとして大きなモザイク画の制作に取り組んでいます。遠目には一つの絵として現れるその作品は、近づいて見ると無数の色紙で構成されています。その一枚一枚は、4月から毎日書き続けてきた一行日記です。
 合唱コンクールを前にした緊張感、日常のささやかな出来事、紫翔祭に向けた大縄練習で思うようにいかなかった悔しさや達成感など、その時々の率直な思いが綴られています。紙を並べながら、当時の出来事を語り合う姿も見られ、学年で歩んできた時間の積み重ねが形となって表れています。
 日々の記録が集まり、一つの大きな作品へと結実していく過程そのものが、9年生の歩みを象徴しています。卒業を前に、仲間とともに重ねてきた日常が確かに存在していたことを実感できる制作となっています。









 9年生では、卒業企画の一環として百人一首大会を行いました。百人一首は本来8年生の恒例行事ですが、「もう一度挑戦したい」という声が上がり、学年で企画しました。これまで積み重ねてきた経験をもとに、札が読まれるやいなや素早く反応し、静かな緊張感の中で真剣勝負が繰り広げられました。
 上の句が読まれた瞬間に手が伸びる場面も多く、和歌の響きを身体で覚えている様子がうかがえました。対戦相手をたたえ合いながら進む姿からは、学年として培ってきた関係の深まりも感じられます。伝統的な文化に向き合いながら、仲間とともに時間を共有するこの機会は、卒業を前にした大切なひとときとなりました。積み重ねてきた学びと成長が実感できる、印象深い大会となりました。











 5・6時間目に、学年全員で鴨川へ出かけました。卒業対策係の提案によるもので、「学年みんなで思い出をつくりたい」という声から実現した時間です。校舎を離れ、自然の中で仲間と過ごすひとときは、9年間の歩みを振り返る機会ともなりました。
 河川敷では、じゃんけん列車やはないちもんめ、ドンじゃんけん、だるまさんが転んだ、人狼など、懐かしい遊びに全力で取り組む姿が見られました。写生に集中する生徒や、友だちとのんびり過ごす生徒もいました。学校スマートフォンで動画を撮影し記録に残すなど、みんなでゆったりとした時間を過ごしました。青空の下、比叡山や大文字を望みながら、笑い声が広がる穏やかな午後となりました。
 思い切り体を動かす姿もあれば、川辺でゆったり語り合う姿もあり、過ごし方はさまざまです。卒業を前に、仲間とともに過ごす何気ない時間の大切さを確かめる一日となりました。学年で共有したこの景色と空気は、これから先も心に残る思い出の一つとなっていきます。







職場体験を終えた8年生と交流をし、総合的な学習の時間での仕事観の学びをさらに深めました。
8年生は職場体験を終え、ぞれぞれ学んだことや3年生に教えたいことなどを分かりやすくパワーポイントにまとめ、詳しく教えてくれました。
8年生のお話を聞いて
「仕事場の人に言われたことをするだけではなく、積極的に行動をすることが大切」
「ありがとうと言ってもらえるだけではなく、お客さんが笑顔になることも嬉しい気持ちになる」
「いつも行っているところ(お店)ではこんな仕事をしているなんて知らなかった」
「やっぱり働くことは大変だけど楽しさもある」
「8年生の説明がとても分かりやすく自分もこうなりたいと思った」
とみんなはたくさんメモをし、仕事観だけではなく8年生の説明の仕方や話し方、まとめ方からも多くの学びを得ていたようでした。
また、8年生がまとめたパワーポイントは1時間くらいで作ったことを聞いて「すごい!」と子どもたちはびっくり。
「ありがとうございます!」と嬉しそうでした。
この8年生の姿がみんなの5年後の姿・・・と考えるととっても楽しみです!
















 9年生は、1時間目と2時間目を使い、卒業前の校内清掃に取り組みました。本校では、卒業を前に自分たちの手で校舎を整え、次の世代へ気持ちよく引き継ぐという取組を長年大切にしてきました。今年もその伝統を受け継ぎ、これまで学び、仲間と時間を重ねてきた学校への感謝を形にする時間となりました。
 日頃使用している教室は、机や棚、掲示板の隅々にまで目を向け、いつも以上に丁寧に清掃しました。さらに、ランチルームや中庭、石庭、テラス、渡り廊下、玄関、多目的融合教室、下駄箱、更衣室前など、自分たちが過ごしてきた場所へと活動を広げました。役割分担や手順も自分たちで確認し、声を掛け合いながら、細かな汚れにも粘り強く向き合う姿が見られました。
 卒業まで残りわずかとなる中、校舎を整えることは単なる作業ではなく、これまでの学びを振り返り、後輩への責任を自覚する機会でもあります。与えられた環境を大切にし、自ら考え行動する9年生の姿は、本校が育んできた主体性と公共心を体現するものです。伝統を受け継ぎながら、次へとつないでいく確かな歩みが感じられる一日となりました。