6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報 - 学校より




近年、ICTの進展とともに、生成AI(人工知能)が私たちの生活や学習環境に急速に普及しています。子どもたちがこれからの社会で主体的に生きるためには、AIを正しく理解し、適切に活用する力が求められます。このような背景を踏まえ、本校では3年生から9年生までの各学年ごとに、「生成AIの活用と注意点やICTとの付き合い方」に関する講演会を、外部講師をお招きして実施いたしました。講演では、学年に応じた内容で以下のようなテーマが取り上げられました。
・生成AIとは何か
・AIとの上手なつきあい方
・情報の正しさの見極め方
・AIに頼りすぎない「考える力」の大切さ
生徒たちは、講師の話を真剣に聞き、自分たちの生活や学習にどのようにAIが関わってくるのかを考える貴重な機会となりました。講演後に質問をする生徒もおり、子どもたちの関心の高さもうかがえました。
今後も本校では、時代の変化に対応した情報モラル教育を継続的に行い、安全で健全なICT活用の力を育んでまいります。
保護者の皆様におかれましても、ご家庭で生成AIやICTとの付き合い方の話題が出た際には、お子たちと一緒にその活用のあり方について話し合っていただければ幸いです。






 本校陸上部が、附属高校陸上部との合同練習を行いました。会場は京都教育大学の広々としたグラウンド。普段の環境とは異なり、400メートルのトラックやタータンの直線コースといった充実した設備の中で、伸び伸びと練習に取り組むことができました。
 総勢25名ほどで、高校生の先輩方と一緒に走ったり、練習方法を教えてもらったりできました。本校の卒業生も練習に参加しており、久しぶりに再会した先輩と会話を弾ませる姿も見られました。やり投げや三段跳びで京都インターハイ(近畿予選)に出場する先輩もおられ、大変誇らしく感じました。先輩たちが今も陸上を続け、高校生活を充実させている姿は、在校生にとって大きな励みとなったに違いありません。
 附属高校では、大学と連携した恵まれた環境の中で、学業だけでなく課外活動にも意欲的に取り組んでいます。今回の陸上部の交流の中ではたくさんのメリットを得られました。附属高校とこうした形でつながることができるのは、本校ならではの大きな魅力のひとつです。今後もさまざまな機会を通じて、生徒の可能性を広げる場を提供していきたいと考えています。



 中等部・高等部で組織される学友会(生徒会)の全校集会が開催されました。本校では、よりよい学校生活の実現に向けて、生徒主体の自治活動が活発に行われています。今回の全校集会では、各委員会の今年度の活動方針と予算案について、全校生徒の前で正式に審議が行われました。
 この全校集会に先立ち、各学級で学級審議が実施され、そこで出された意見や質問は、代議員会において丁寧に検討されました。代議員会では、代議員と執行委員により、各委員会から提出された方針案や予算案について、活発な議論が交わされ、必要に応じて修正や補足が加えられました。そうしてまとめられた内容が、今回の全校集会で代議員長から全校生徒に報告されました。
 報告後、各委員会の活動方針および予算案について全校生徒による承認手続きが行われ、すべての議案が承認されました。この一連のプロセスは、生徒たちが自らの学校生活をより良いものにするために、自主的に責任を持って取り組んでいることの表れです。
 学友会は、学校生活を支えるさまざまな活動を企画・運営しながら、日々の課題を見つめ、改善に向けた提案と実行を繰り返しています。全校集会はその出発点となる大切な機会であり、全校生徒一人ひとりが活動への理解を深め、主体的に参加する意識を高める場となっています。今年度も、学友会のもと、生徒の手による充実した一年を築いていきます。


 附属京都小中学校では、生徒が安心・安全に登下校できるよう、1年生から4年生を対象に「通学路別グループ活動」を実施しています。広い通学区域を持つ本校では、多くの生徒が公共交通機関を利用しており、登下校時の安全意識を高めることが重要だと考えています。
 活動では、通学手段に応じてバスの系統や地下鉄の方面ごとにグループを編成し、同じ通学路を利用する新1年生の友だちを知ることや、登下校時の安全やマナーについて話し合いました。また、活動の締めくくりとして、グループでみんなで並んで下校を行いました。








 本校東エリアでは、火災を想定した避難訓練を実施しました。今回は、スムーズな避難の動きに加え、点呼を通じて全員の無事を確認し、取り残された生徒や教職員がいないかを確かめる手順も確認しました。災害はいつ、どこで起こるかわかりません。特に地震の際には、想定していた避難経路が使えないこともあります。そのような場面でも、落ち着いて指示を聞き、自分の身を守る行動をとる力を育むことが大切です。また、緊急時には周囲の状況をよく見て、自ら判断して身を守る行動をとることが必要になる場合もあります。本校では、日頃の訓練を通して、生徒・教員一人ひとりの命を守る意識と行動力を高め、安心して学び続けられる環境づくりを大切にしています。今後も、全ての子どもたちが安全に過ごせる学校であり続けるよう、取り組みを進めてまいります。