6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報 - 学校より










 12月にタイを訪れた本校の8年生の代表生徒20名が、タイでの学びを学校全体に広めるため、語学教室でワークショップを開催しました。
 ワークショップでは、タイで教わった「プラータピアン」作りを体験してもらいました。プラータピアンとは、魚の形をした飾りで、タイではバナナの葉を細く裂いて編みます。日本では同じ素材を用意できないため、PPバンドを代用しました。代表生徒は伝え方を工夫しながら丁寧に伝え、多くの生徒が参加しました。時間帯によっては満員になるほどの盛況ぶりで、国際交流への関心の高さがうかがえました。
 本校では、海外で学んだことを共有し、実践を通じて異文化理解を深める機会を大切にしています。この取り組みは明日まで開催しています。 


 1月30日(木)、本校4年生が京都コンサートホールでの「小学生のための音楽鑑賞教室」に参加しました。小学生のための音楽鑑賞教室は、京都市交響楽団の生演奏をクラシック音楽専用ホールで聴くことのできる大変貴重な機会となっています。公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団様のご協力や、株式会社ゼロホールディングス様からの京都市へのご寄付があって、実現できていることに、感謝申し上げます。









1月28日(火)から30日(木)までの3日間、昨年12月にタイを訪問した8年生の代表生徒による写真展を行っています。訪問団の訪問の様子の写真や、タイを訪れた代表生徒それぞれが一番思い出に残っている写真を解説とともに5枚ずつ展示しています。昼休みには5年から9年までの生徒が訪れタイの写真を眺めたり、代表生徒にタイのことを尋ねたりして、タイの様子を感じる機会となっています。タイを訪れた代表生徒はタイについて京都小中のみんなに伝えられるよう取り組みを継続しています。 




 1月24日(金)、中高等部で避難訓練を実施しました。本校では、突発的な災害の発生状況を正しく判断し、自分の身を守るための態度や習慣を身につけることを目的として、定期的に避難訓練を行っています。今回の訓練では事前告知を行わず、抜き打ち形式での実施としました。これは、生徒たちに災害などの緊急事態はいつ起こるかわからないことを意識させ、どのような状況でも冷静に行動する力を養うためです。
 訓練では、生徒一人ひとりが「自分の身を守る」という意識を持ち、落ち着いて避難する姿が見られました。また、教職員も迅速かつ的確に避難誘導を行い、生徒全員の安全を確保するために尽力しました。特に、地震や火災、不審者の侵入といった多様な緊急事態を想定した今回の訓練は、生徒たちの判断力や協力の大切さを再認識する良い機会となりました。
 一方で、避難にかかった時間や生徒の集合状況確認の手順など、今後さらに改善できる点も確認しました。これらの課題を真摯に受け止め、今後も訓練内容を見直しながら、さらに実効性の高い避難計画を策定していきます。
 本校では、日頃から安全教育を重視しており、災害時に生徒全員の命を守ることを最優先とした取り組みを行っています。今後も生徒と教職員が一丸となり、安全で安心できる学びの環境づくりに努めてまいります。















タイでの最終日の朝、ホストファミリーのみなさまが見送りに来てくださいました。昨夜のお別れパーティーで感謝の気持ちを伝え合いましたが、今朝のお別れはさらに特別なものとなりました。生徒たちはホストファミリーと手を取り合い、写真を撮り、最後のひとときを惜しんでいました。タイのホストファミリーのみなさまが日本の生徒を家族の一員として迎え入れ、まるで実の子どものように接してくださったことに、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。このような温かな交流が生徒たちにとって何よりの財産となりました。
ホストファミリーに見送られた後、バンコクに移動し、見学研修としてエメラルド寺院と王宮を訪れました。今回の訪問では、アユタヤの学校が特別な手続きを行ってくださったおかげで、一般の観光客とは異なる入り口からスムーズに入場することができました。さらに、王宮の職員の方が引率し、英語で建物や歴史について詳しく解説してくださるという、貴重な体験もありました。煌びやかな建築や繊細な装飾に圧倒される中で、ただ美しいだけでなく、タイの思想や文化、歴史の奥深さを学ぶ機会となりました。こうした体験は、日本ではなかなか得ることができず、生徒たちの目に映るタイがより多面的で豊かなものになったようです。
バンコクの空港へと向かう道のりでは大渋滞でしたが、タイの先生方が細やかに手配をしてくださったおかげで、フライトの4時間前に到着しました。こうした細やかなご配慮が、全体のスムーズな進行を支えてくださいました。
タイ国アユタヤでの滞在を通じて、ホストファミリーやタイの先生方の温かなご支援のもと、生徒たちは本やインターネットでは得られない貴重な学びを得ることができました。異なる文化の中で人と触れ合い、心を通わせる経験は、何にも代え難い成長の糧となることでしょう。帰国後は、今回のタイ訪問で得た知見や経験を学校全体に広め、国際理解を広げていきます。28年目の交流となった今、交流校の校長先生が述べられた「100年目まで友情を続けたい」というお言葉を胸に、両校のつながりをこれからも大切にしていきます。
最後に、このような貴重な機会を実現してくださった日本とタイのホストファミリーのみなさま、そして研修旅行に関わってくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。