6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報


 今週、7~9年のD組の生徒が集まり、学習旅行前最後の合同生活が行われました。合同生活は、D組の生徒たちが一緒に過ごす時間として、委員会活動の報告や来週の予定の確認、学校生活の目標を振り返るなど、大切な時間となっています。日頃から授業などで関わりのある異学年の仲間たちと、落ち着いた雰囲気の中で、互いの様子を知ったり、考えを共有したりすることができました。
 この日は、来週沖縄へ学習旅行に出かける9年生から、どのような学びを大切にしたいと考えているのかを聞く時間もありました。沖縄にはビーチや南国の食べ物など、楽しそうなイメージがたくさんありますが、9年生は「平和の大切さを感じること」「自然や文化の豊かさに触れること」を通して、自分たちの学びを深めてきたいと話してくれました。上級生の言葉を通して、下級生も旅行の意味や学びの広がりについて、自然と意識を向けるきっかけになったようです。
 9年生が1週間学校を離れるのは少しさみしく感じますが、それぞれの場所で学びを深める時間になります。戻ってきたときに、どんなことを見て、感じ、考えてきたのか、話を聞けるのが楽しみです。D組としても、日々の生活を一つひとつ大切にしながら、これからも学年を越えて学び合える関係を育んでいきます。



 中等部・高等部で組織される学友会(生徒会)の全校集会が開催されました。本校では、よりよい学校生活の実現に向けて、生徒主体の自治活動が活発に行われています。今回の全校集会では、各委員会の今年度の活動方針と予算案について、全校生徒の前で正式に審議が行われました。
 この全校集会に先立ち、各学級で学級審議が実施され、そこで出された意見や質問は、代議員会において丁寧に検討されました。代議員会では、代議員と執行委員により、各委員会から提出された方針案や予算案について、活発な議論が交わされ、必要に応じて修正や補足が加えられました。そうしてまとめられた内容が、今回の全校集会で代議員長から全校生徒に報告されました。
 報告後、各委員会の活動方針および予算案について全校生徒による承認手続きが行われ、すべての議案が承認されました。この一連のプロセスは、生徒たちが自らの学校生活をより良いものにするために、自主的に責任を持って取り組んでいることの表れです。
 学友会は、学校生活を支えるさまざまな活動を企画・運営しながら、日々の課題を見つめ、改善に向けた提案と実行を繰り返しています。全校集会はその出発点となる大切な機会であり、全校生徒一人ひとりが活動への理解を深め、主体的に参加する意識を高める場となっています。今年度も、学友会のもと、生徒の手による充実した一年を築いていきます。






 授業参観および保護者会を実施しました。授業参観では、A組は体育、B組は数学、C組は社会、D組は生活の授業が行われ、どの学級でも担任の先生が授業を担当しました。多くの保護者に見守られながら、いつも以上に引き締まった表情で真剣に学習に取り組む姿が印象的でした。緊張の中にも、生徒たちの落ち着いた態度や積み重ねてきた学習習慣が感じられ、日頃の成長の様子をご覧いただく貴重な機会となりました。いつもの笑顔や和やかなやりとりもぜひ見ていただきたかったところです。
 保護者会では、学校生活の様子をお伝えするとともに、5月に予定している学習旅行についてご説明しました。学習旅行では沖縄を訪れ、平和学習や自然・文化体験を通して、9年間の集大成となる深い学びと成長を目指しています。全員が規律ある生活を自律的に送れるよう、事前の準備を大切に進めています。行程や持ち物などについてご質問がある場合は、生徒を通じて担任までお知らせください。








 9年では、沖縄を訪れる学習旅行に向けて、さまざまな準備を進めています。学習旅行では、平和学習、自然・文化学習、集団学習の3つの視点を柱に、9年間の学びの集大成となるよう、意識して取り組んでいます。事前学習にも力を入れており、春休みには全生徒が「沖縄」や「平和」をテーマにポスターを作成しました。
 作成したポスターは、各学級で発表・共有し、一人の学びを横に広げてクラス全体で深める工夫をしました。それぞれの視点からまとめられた内容に触れることで、多様な考え方に気づき、自らの視野を広げるきっかけとなっています。学級での活用後は、学年内にとどまらず、他学年の生徒にも9年生の学びを知ってもらうため、東エリアの職員室前、図書室前、保健室前の掲示板に掲示し、校内に向けて発信を行いました。とりわけ素晴らしいものは職員室前に掲示しています。
 このように、個人の学びを広げ、共有し、さらに発信するという一連のプロセスを大切にしているのが本校の特色です。主体的に学び、他者と学び合いながら成長していく姿勢が着実に育まれています。9年生は、これまで培ってきた力を十分に発揮しながら、学び多き校外学習となるよう、引き続き準備を進めています。


 附属京都小中学校では、生徒が安心・安全に登下校できるよう、1年生から4年生を対象に「通学路別グループ活動」を実施しています。広い通学区域を持つ本校では、多くの生徒が公共交通機関を利用しており、登下校時の安全意識を高めることが重要だと考えています。
 活動では、通学手段に応じてバスの系統や地下鉄の方面ごとにグループを編成し、同じ通学路を利用する新1年生の友だちを知ることや、登下校時の安全やマナーについて話し合いました。また、活動の締めくくりとして、グループでみんなで並んで下校を行いました。