6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報 - 学校より


 本校には、5年生から9年生までで構成される中高等部の生徒自治組織「学友会」があります。学友会の大きな特色は、学年を越えた“縦のつながり”の中で活動が展開されていることです。
 選挙で選ばれた実行委員を中心に、生徒が主体となって学校生活の向上に取り組みます。その姿を間近で見る下級生は、先輩の責任ある態度や判断力、合意形成の進め方から多くを学びます。先輩が真剣に議論し、困難な課題にも粘り強く向き合う姿は、次の世代への確かな手本となります。
 同時に、本校の学友会では「示すこと」とともに「支えること」も大切にされています。上級生は、自分たちが活動するだけでなく、後輩が安心して挑戦できるように配慮し、助言し、機会を委ねます。発言に迷う下級生に言葉をかける姿、失敗を責めるのではなく共に振り返る姿勢、役割を少しずつ任せながら成長を促す関わり――そうした日常の積み重ねが、自治の文化を育てています。
 やがて下級生は、その支えを受けた経験をもとに、自らが“示す側”“支える側”へと成長していきます。学友会は、責任を担う力とともに、他者への気遣いと思いやりを実践の中で育む場でもあります。
 縦のつながりの中で受け継がれる姿勢と文化。それを次の世代へとつなぎ続けることこそ、本校の教育力の表れです。








 本校では、冬季休業中にタイの アユタヤラチャパット大学附属学校 を訪問した代表生徒20名(8年生より選抜)が、その学びを校内に還元するワークショップを実施しました。
 現地では、授業体験に加え、タイの生徒から文化や生活について学び、日本文化を紹介する双方向の交流を行いました。さらにホームステイを通して家庭生活を体験し、言語を「使う」経験を重ねるとともに、異文化を理解しようとする姿勢や対話力を実践の中で培いました。
 帰国後、代表生徒は自ら企画・運営を担い、学んだことや感じたことを全校へ伝える活動を行っています。前回は写真展を開催し、現地での気づきを共有しました。今回は、薄い紙を重ねて切り、七夕飾りのような模様を作るタイの伝統的な装飾「トゥンサイムー」の制作体験と、人差し指と親指を重ね、他の指を反らせる独特の手の動きを取り入れたタイ民謡の踊りを紹介しました。
 当日は5年生から9年生まで多くの児童生徒が参加し、楽しみながら異文化に触れる時間となりました。代表生徒は、単に体験を報告するのではなく、相手に伝わる表現や構成を工夫し、実演や対話を交えながら説明しました。その姿からは、自ら学び、それを再構築して他者に伝える力の育ちが感じられました。
 本校では、海外交流を単発の体験で終わらせるのではなく、現地での実践的な学びを学校全体の学びへと広げていくことを大切にしています。実体験を通して得た知識や気づきを、仲間と共有し、新たな学びへとつなげる。この積み重ねが、本校の実践的で教育力の高い取り組みを支えています。





 本校では、令和7年度「教育実践研究協議会」を開催いたします。文部科学省研究開発学校(延長3年次)の最終年度として、義務教育9年間を見通した教育課程の研究開発を、公開授業・分科会・講演等を通して広く共有する機会となります。  
 例年、本協議会には全国から多くの先生方が参会されます。週明けの当日に向けて、最後の授業日となる本日は、校内の準備もいよいよ大詰めです。参会者の先生方が授業をより見やすく、学びのプロセスを丁寧に捉えられるように、当日は通常の教室だけでなく、ゆとりあやランチルームなどの広い部屋や、教室間のスライディングウォールを外して確保した広い空間を活用して公開授業を行います。そのため本日は、当日と同じ場所・同じ動線で授業を実施し、環境面も含めて最終確認を進めました。
 生徒も教職員も、多くの参会者の皆様に本校の研究と授業づくりを確かに届けられるよう、準備万端で当日を迎えます。なお、育友会(PTA)の皆様にも、運営面をはじめ多大なご支援・ご協力をいただいております。この場を借りて、心より感謝申し上げます。







 昨年12月、本校8年生の代表生徒20名が、タイのアユタヤラチャパット大学附属学校を訪問しました。現地での学校生活やホームステイを通して、生徒たちは日本とは異なる文化や価値観に直接触れ、多くの気づきや問いを得る機会となりました。
 この訪問における生徒たちの役割は、両校の関係を将来につなげていくことにあります。その学びを訪問していない生徒とも共有するため、帰国後に写真展を企画し実施しています。展示にあたっては、生徒一人ひとりが「伝えたい場面」を5枚選び、写真に解説文を添える形をとりました。
 展示された写真には、街の風景や食文化だけでなく、ホストファミリーとの日常、現地の学校で共に学んだ生徒との交流の場面が数多く含まれています。どの写真にも、出来事を記録するだけでなく、「なぜ印象に残ったのか」「何を考えたのか」といった視点が言葉として示されており、見る側が体験を追体験できる構成となっています。
 海外での体験を個人の思い出にとどめず、整理し、言語化し、学校全体の学びへと還元する。今回の写真展は、その一連の学習プロセスを可視化する取り組みです。異文化理解、表現力、そして他者に伝える責任を意識した学びが、教室内外をつないで展開されています。
 本校では今後も、実体験と振り返り、発信を組み合わせた学習を通して、生徒一人ひとりの学びが広がり、次の交流へとつながっていく教育活動を継続していきます。



 本校では現在、学友会(生徒会)役員選挙が行われています。本日は3回目の立会演説会が実施され、来週月曜日に投票・開票が予定されています。今回の選挙には7年生・8年生が立候補し、5年生から9年生までの全児童生徒が一票を投じます。演説会では、会場全体が静まり返り、聞く側が一人ひとりの言葉に耳を傾ける姿が印象的でした。
 候補者たちは、学友会を通して学校をどのような場にしていきたいのか、自身の経験や問題意識を踏まえながら、具体的なアイデアとともに語っていました。原稿を読むだけでなく、視線を上げて語りかける姿や、自分の言葉で思いを伝えようとする姿勢からは、主体的に学校づくりに関わろうとする意識がうかがえます。
 任期は4月からの1年間です。義務教育9年間を一つの学びの連続体として捉える本校において、異なる学年の生徒が同じ一票を持ち、学校の代表を選ぶ経験は、民主的な意思決定を実感的に学ぶ機会となっています。学友会選挙は、日常の学習や行事と結びつきながら、生徒一人ひとりの考える力、伝える力、そして学校をより良くしようとする姿勢が見れらます。