9年生 NEW
9年 紫友祭に向けて(学級劇)
9年生は現在、紫友祭で披露する学級劇の準備に本格的に取り組んでいます。ABC組では各クラスごとに作品づくりを進め、D組では7・8年のD組と合同で舞台に挑みます。台本の読み合わせから動きの確認、背景づくりまで、どの学級も日々活気にあふれています。
劇づくりには、キャストとして舞台に立つ生徒だけでなく、舞台全体を支える多様な役割があります。演出の方向性を決め、舞台の世界観をつくり上げる監督・助監督。物語の雰囲気を大きく左右する背景画。場面転換を助け、臨場感を生む大道具。登場人物の行動を自然に引き立て、物語を支える小道具。音楽や効果音で現実味と迫力を演出する音響。キャストの表情や動きを照らし、舞台の印象を決める照明。そして登場人物の個性を形づくり、物語の世界観に深みを与える衣装など、実に多くの担当が互いに支え合いながら舞台をつくり上げています。みんなに支えられてキャストの生徒にも気合が入ります。比叡山に向かった発声練習をしていました。
こうした支えに応えるように、キャストの生徒たちも気合十分です。この日は本番に向けて声量を高めようと、比叡山に向かって発声練習をしていました。澄んだ空気の中で響く声は、舞台への意気込みそのものです。
「演じる人」「つくる人」という分担にとどまらず、学級の全員がそれぞれの立場で責任を持ち、一つの舞台を完成させようと力を尽くしています。意見を出し合い、時にはぶつかりながらも、より良い表現を目指して試行錯誤を続けるその姿には、9年生らしいまとまりと成長が感じられます。劇づくりは単なる発表ではなく、学級の結束を表す大切な場でもあり、互いの良さを認め合いながら一つの作品が形になっていく過程そのものが、すでに大きな学びとなっています。
