9年生 NEW
9年 学年英語(ABCD組)国際特別授業



本校の卒業生で、現在附属高校に在学する先輩3名が、1年間の海外留学を終えて帰国し、本校の9年生に体験談を話しに来てくれました。3名はいずれも高校1年の夏から約11か月間、それぞれの留学先でホームステイをしながら現地の高校に通うという貴重な経験をしてきました。
カナダに留学していた古杉君は、ホストファミリーとのあたたかい交流や現地の学校生活について語ってくれました。特に印象的だったのは、カナダの人々のやさしさや、多様な文化に触れたこと。現地での毎日は一言では言い表せないほどの発見に満ちており、彼にとって大きな成長につながったことが伝わってきました。
同じくカナダに滞在していた大元君は、「間違えて吹奏楽部に入ってしまった」というちょっとした失敗談を交えながら話してくれました。しかし、その経験を前向きに受け止め、友人と過ごす中で得た学びの大きさを実感していたようです。また、本校での総合学習の中で身につけたプレゼンテーションの力が、カナダの授業でも大いに役立ったというエピソードも印象的でした。
チェコに留学していた田村さんは、チェコや周辺国の美しい風景を撮った写真をたくさん見せてくれました。たくさんの人たちに出会い、留学生活での楽しさがとてもよくわかりました。苦労しながらもチェコ語や英語を学び、現地の人々と心を通わせてきた姿勢に、生徒たちも強く引き込まれていました。
スウェーデンに留学していた松岡君は残念ながら都合が合わずに来てもらうことができませんでしたが、とても良い経験をしたと聞いております。
9年生の生徒たちは、先輩の語る海外での失敗や挑戦、語学力の向上に興味津々で耳を傾けていました。身近な先輩から直接話を聞けるこのような機会は、自分の将来を思い描くうえで大きな刺激になったことと思います。
本校の卒業生が、附属高校という環境の中でこのように豊かで実りある経験を積んでいることを、私たちも大変うれしく、誇りに感じています。高校での海外留学は、単に語学力を高めるだけでなく、自らの視野を広げ、国際的な感性を育む貴重な機会となっています。これからも本校から羽ばたいていく生徒たちが、さまざまな挑戦を通じて大きく成長してくれることを期待しています。