6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報 - 9年生





 授業参観および保護者会を実施しました。授業参観では、A組は体育、B組は数学、C組は社会、D組は生活の授業が行われ、どの学級でも担任の先生が授業を担当しました。多くの保護者に見守られながら、いつも以上に引き締まった表情で真剣に学習に取り組む姿が印象的でした。緊張の中にも、生徒たちの落ち着いた態度や積み重ねてきた学習習慣が感じられ、日頃の成長の様子をご覧いただく貴重な機会となりました。いつもの笑顔や和やかなやりとりもぜひ見ていただきたかったところです。
 保護者会では、学校生活の様子をお伝えするとともに、5月に予定している学習旅行についてご説明しました。学習旅行では沖縄を訪れ、平和学習や自然・文化体験を通して、9年間の集大成となる深い学びと成長を目指しています。全員が規律ある生活を自律的に送れるよう、事前の準備を大切に進めています。行程や持ち物などについてご質問がある場合は、生徒を通じて担任までお知らせください。








 9年では、沖縄を訪れる学習旅行に向けて、さまざまな準備を進めています。学習旅行では、平和学習、自然・文化学習、集団学習の3つの視点を柱に、9年間の学びの集大成となるよう、意識して取り組んでいます。事前学習にも力を入れており、春休みには全生徒が「沖縄」や「平和」をテーマにポスターを作成しました。
 作成したポスターは、各学級で発表・共有し、一人の学びを横に広げてクラス全体で深める工夫をしました。それぞれの視点からまとめられた内容に触れることで、多様な考え方に気づき、自らの視野を広げるきっかけとなっています。学級での活用後は、学年内にとどまらず、他学年の生徒にも9年生の学びを知ってもらうため、東エリアの職員室前、図書室前、保健室前の掲示板に掲示し、校内に向けて発信を行いました。とりわけ素晴らしいものは職員室前に掲示しています。
 このように、個人の学びを広げ、共有し、さらに発信するという一連のプロセスを大切にしているのが本校の特色です。主体的に学び、他者と学び合いながら成長していく姿勢が着実に育まれています。9年生は、これまで培ってきた力を十分に発揮しながら、学び多き校外学習となるよう、引き続き準備を進めています。








 学友会(生徒会)による「学級審議」が行われました。これは、学友会に所属する各委員会が、自分たちの活動方針と予算について学級の仲間に説明し、意見や質問を受けた上で承認を得るという重要な場です。すべての生徒が学校生活をよりよいものにしようと主体的に参加する、本校ならではの取り組みです。
 7~9年生のABC組では、各学級の代表委員が委員会で話し合った内容を自分の言葉で丁寧に説明し、学級の仲間から承認を得ていました。5・6年生およびD組では、9年生が中心の執行委員会や公選役員が各教室を回り、自分たちで作成した資料をわかりやすく説明しました。すべての仲間に伝わるよう工夫された話し方や、丁寧な受け答えからは、「最高学年」としての責任感と誇りがにじみ出ていました。
 このように、本校では年齢や学年の枠を超えて互いに学び合い、高め合う風土が根づいています。一人ひとりの意見が尊重され、対話を通じて学校をつくっていく姿は、まさに本校の教育の大きな特長です。自ら考え、説明し、仲間と協力しながら実行していく経験は、子どもたちの大きな成長につながります。学友会活動を通じて育まれる主体性と協働性は、社会に出てからも必ず役立つ力です。





9年生は、5月に実施される学習旅行に向けて準備を進めています。その一環として、沖縄のひめゆりの塔に奉納する千羽鶴の製作が始まりました。今年はABCDすべてのクラスが、それぞれの思いを込めた千羽鶴を奉納する予定で、学習レクリエーション係が中心となって活動を進めています。製作にあたっては、ただ鶴を折るだけでなく、係が奉納の目的や千羽鶴に込める意味を丁寧に説明し、全員が心を込めて取り組んでいます。また本日、育成学級のD組の生徒が、9年生になって初めて交流学級を訪れ、ABC組の仲間に千羽鶴作りの協力をお願いしました。平和への願いを込めながら、心を一つにして一羽ずつ丁寧に折っています。京都から沖縄へ、私たちの思いが届くことを願っています。