6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

教育システム

1. 京都教育大学の附属校

京都教育大学の附属校として,大学と共同して教育指導上の理論や方法に関する先進的,実証的な研究を行います。
また,京都教育大学をはじめとする学生の教員養成課程として重要な位置づけをもつ教育実習を行います。



2. 小中一貫の義務教育学校

未来の社会に躍動する人材の育成を大切に考え,この力を育むために,学校教育全般を通じて子どもたちのキャリア発達を支援し,小中一貫教育の中でキャリア教育に取り組んでいます。
望ましい職業観を育み,日常生活上の役割や社会における役割を把握・認識する力や,学業と進路を密接に関連づける力,人間関係を築いていく力を総合的に育て,「生きる力」を育むことを「キャリア教育」の目的としています。

3. 自発性・自主性を柱とした特別活動

初等部(1~4年)では,縦割り活動や学校行事などに子どもたちが主体的に企画・運営していくことができる組織をつくり,自主的・実践的態度を育てる活動を推し進めています。
中・高等部(5~9年)では,5つの学年がともに「学友会」と呼ぶ生徒会を組織して,各委員会活動,学校行事,全校集会などを生徒自らが運営するシステムを採用しています。5つの学年が一体化して生徒活動を行えるのも,本校が小中一貫教育学校だからこそ実現できるシステムです。

4. 特別支援学級と通常学級との交流教育

学校生活場面で日常的に交流することから,お互いに理解を深め,仲間意識を持って個性を認め合い,協力しあう活動をすすめています。1~4年では西エリアの通常学級と同じ校舎内に特別支援学級教室を配置,5~9年では東エリアの各学年通常学級教室と同じ並びに特別支援学級教室を配置し,より日常の交流が密となるようにしています。また,この日常の交流を基盤として,学校行事などでもより豊かな交流教育を推進しています。

5. 国際理解教育

1995年にタイ国の王立アユタヤ大学附属中高等学校と姉妹校協定を結び,以来,毎年代表生徒20名を相互に相手校に1週間派遣して,生徒交流をすすめています。
本校では,5~9年生がこの交流活動の主体となり,タイ国生徒を1週間本校に迎え,ともに過ごす中で,他にかえがたい貴重な体験をしています。本校から相手校に派遣する代表生徒は,毎年8年生20名です。